被災地の「女の子」相談から見える 「地方創生のヒント」とは

平成28年3月30日(水)
午後2時より5時
会場 東洋大学 1号館6階1601教室

 よりそいホットラインでは、被災地で置き去りにされがちだった「女の子(若年女性10~20代)」たちの悩みを聴くホットラインを平成27年度より開設した。平成28年1月末までの相談数は約500件。代表的な相談の一つに「地元を離れたい。首都圏で働きたい」という声がある。内閣官房に設置された「まち・ひと・しごと創生本部事務局」が行った「東京圏に転入した若年者の『働き方』に関する意識調査」(20~30代対象)でも、「地元や親元を離れたい」ために、地方から首都圏に移住したとするのは男性に比して女性が際立って多いことが分かっている。若年の女性たちは「地方」から「都会」に向かって移動しようとしているように見える。
 本シンポジウムは、若年女性を取り巻く「困難=地元での暮らし難さ」を分析し、女性たちが安心して働き、生活できる「地方創生」に必要な支援システムを考える試みである。パネラーのみならず会場との意見交換をとおして、被災地にとどまらない若年女性たちの問題を検証し、支援策を考えていく。

○よりそいホットライン「被災地の若年女性相談」報告 

 田端八重子氏(よりそいホットライン被災地専門ライン責任者)

○ 被災地の若年女性を取り巻く状況からみる「女子のための地方創生」

 皆川満寿美氏(大学非常勤講師)

○ 非正規職で働くシングル女性のニーズとは 〜アンケート調査より〜 

 植野ルナ氏((公財)横浜市男女共同参画推進協会)

○ 都心に出て働く若者の意識調査から 

 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局

主催 (一社)社会的包摂サポートセンター
後援 内閣府