<公開講座>ノルウエーから学ぶ ギャンブル依存症の理解と支援

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<よりそいホットライン公開講座>

ノルウエーから学ぶギャンブル依存症の理解と支援

ゲストスピーカー:

Jonny Engebo (ノルウェー政府規制当局 上級アドバイザー、社会学者)
滝口 直子 (大谷大学教授) 
佐藤 香(NPO法人全国女性シェルターネット事務局長、パープル・ユニオン執行委員長) 

内容

ギャンブルによって引き起こされる社会的な害は、ギャンブラーやその家族を苦しめています。借金、貧困問題、窃盗、女性へのDV,子供への虐待など社会や家族に及ぼす害は多岐に渡ります。社会にとって良くないことであるし、この害を最小化していかなければいけません。しかし、ギャンブルを完全に禁止するのは非現実的であります。そこで、今回の公開講座では、ギャンブルがあったとしても、害を最小化するためには何が必要なのか?みなさんと学びたいと思います。ゲストの1人、Jonny氏は、ノルウエー政府で害の最小化政策に取り組んでおられる方です。世界で最も徹底したギャンブルによって起こる害の最小化政策を実施しているノルウェー政府から学ぶことはとても貴重であり、大切なことです。また、日本の現状を踏まえたギャンブル依存症について、女性支援から見える依存症の問題についてなどのお話しもいただきます。

  • 日時:9月12日(火)13時30分~16時(13時開場)
  • 会場:文京区区民センター 2-A会議室(文京区本郷4-15-14)
  • 参加費:無料 (定員200名)
  • 申し込み:申込みは,チラシの裏面の申込書にご記入のうえ, FAXもしくはメールにてお申し込みください。
  • 主催:一般社団法人 社会的包摂サポートセンター

ゲストスピーカーの紹介

Jonny Engebo(ノルウェー政府規制当局 上級アドバイザー、社会学者)

害の最小化(ギャンブル依存ゼロを目指して)の政策立案、実施、査定の分野におけるヨーロッパでのリーダー的な存在であり、ヨーロッパにおける様々な取り組みを学会で発表し注目されている。また、職場における依存症の初期発見と、治療回復につなげるための支援を行っている。


滝口 直子(大谷大学教授) 

病的賭博やアルコール・薬物依存といった依存症について依存症の本人や病気の後押しをする共依存の人の自己のあり方、両者のコミュニケーション・スタイル、女性と依存症、本人や家族の「回復の場」として、「家族教室」を開催し、病的賭博の家族への援助活動を通じ、当事者主体の回復を目指している。


佐藤 香(NPO法人全国女性シェルターネット事務局長、パープル・ユニオン執行委員長)

北海道でDV被害者支援に携わり、DV環境下に置かれた子どもたちのサポートスタッフとして活動。高校や専門学校、大学でデートDVの出前講座で講師をつとめる。現在は、DV・性暴力被害者支援のほか、職場のセクシュアルハラスメント被害者の支援活動を行っている。